廃線散歩外伝
遠州鉄道奥山線廃線跡散歩①の最後の辺りからすぐの所に史跡・犀ヶ崖(さいががけ)と資料館があるので、寄り道。(浜松駅からバスで「犀ヶ崖」停留所でも来れます)
廃線散歩の一部に入れようと思ってましたが、長くなったので独立させました
【犀ヶ崖】
徳川家康と武田信玄の「三方ヶ原の戦い」に敗走した徳川軍が浜松城に逃げ帰り、武田軍がここ犀ヶ崖の近くに布陣。
犀ヶ崖周辺に徳川軍が布を崖の上に渡し、橋に見せ掛け武田軍の背後から夜襲、慌てた武田軍が橋(布)を渡ろうとして次々に崖下へ。
その後
夜な夜なうめき声が聞こえる
カマイタチでケガをする
凶作が続く等
武田軍の祟りとも心霊現象ともいわれる事が続き、供養の為「遠州大念仏」を始めたところ治まったと言う伝承があります
周辺の地名「布橋」もこの伝承に由来するとか。
見どころは崖。
三方原古戦場跡の碑。
このような階段(展望台と言うのだろうか…)が数ヶ所あり崖を覗くことができます
それなりに深い崖ではあるけど、写真だとイマイチ分かりにくい…
2021年6月の夜来た時の物。暗くてほとんど見えません(笑)
崖っぷちの遊歩道。
上記の翌日来た時は伐採されて底が見えてました
崖沿いに進むと本多肥後守の石碑。(前回の看板のフラグ回収)周辺にはお地蔵様、石碑もいくつか。
何故にねずみ小僧…(多分縁もゆかりもない)
資料館。入館無料。
中央にある合戦のジオラマ
武田陣営
家康が常に持ってたといわれる御守り等展示されています
10~15分程度の解説ビデオも見られます
資料館の外には
大河ドラマの記念碑
2023年7月…最近の物ですね